話数単位で選ぶ、2023年TVアニメ10選
話数単位で選ぶ、2023年TVアニメ10選
今年はサクッと選べたかな、少しベタな作品ばかりな気もするが・・。
では、話数単位10選をやっていきましょう。
ルール
・2023年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
お兄ちゃんはおしまい! 第2話。「まひろと女の子の日」
脚本:横手美智子 絵コンテ・演出:伊礼えり 作画監督:山﨑匠馬 総作画監督:今村亮
伊礼えりさん(今は率華さんに名前変えたそうですが)のコンテ演出は、やはりカメラアングルが面白いですね。この回、全体的にエロいんですよねアングルがww Aパートの銭湯回はギリギリセーフ構図が逆にエロティシズムをそそる。Bパートは王道で女性らしいカワイイ仕草の演出が多く、全話の中で一番まひろがかわいく見えた(だが男だ)。
もういっぽん! 第10話。「勝つ以外ある?」
絵コンテ:工藤鉱軌 演出:内藤大介 作画監督:齊藤里枝、那花優統、武川愛里、大前祐美子、満田一、柴田健児、藤崎賢二、菅原正視、李少雷、高成喆、李炯鎬、グレーン 総作画監督:小宮山楓乃
負けても熱い戦いがここにはあった!圧倒的体重差による不利な戦い、寝技メインと思わせつつの一本狙い。負けてもメガネかっけええよ!そして先輩がかたきを討つ。あとはエースが余裕の勝利。仲間っていいね。スポーツっていいね。
僕の心のヤバイやつ 第6話。「僕は溶かした 」
絵コンテ・演出:須藤瑛仁 作画監督:つしまゆりか、澤田美香、栁澤彼方、ヘイン、茂木琢次、大野勉、宇良隆太、須藤瑛仁、北川知子
市川と山田が急激に近づいた回。心の揺れ動きを小さな仕草で細かく表現しており、心情を仕草で魅せる回。とくに手の動作が良いですね。タイトル通り、山田の心を溶かしちゃった。
ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP 第4話。「想いはひとつ」
脚本:𠮷村清子 絵コンテ・演出:木野目優、淵本宗平 作画監督:福元陽介、西谷衆平、柳澤彼方、野村雅史、冨谷美香 総作画監督:山崎淳、赤坂俊士、TOMATO
三強の熱い戦い。主人公がナリタトップロードなので4話というコンパクトにまとめられた分、この最終話は非常に盛り上がった。アドマイヤベガやテイエムオペラオーとライバルもバックグラウンドが非常に強いので、そりゃレースはとてつもなく面白くなる。ライブ作画も圧巻!去年からの注目声優中村カンナさんの演技も素晴らしかった。この回は選びたかったのでBSでテレビ放送してくれて良かった。
アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第6話。「暑くなればなるほどかけるもの、なに? 」
絵コンテ・演出:伊礼えり 作画監督:伊礼えり、岡崎滉、才田圭之介、佐々木洋也、鹿戸大介、滝吾郎、保村成、蔡泓鏗、浜平蒼生、林由香、24㎡
またまた伊礼えりさんのコンテ演出回、どんだけ好きなんだよと思うんだが、やはりこの人のアニメは構図が非常に面白いんですよね。Pがあのステージに連れて行きたい想いが、カメラアングルや魚眼を使用した演出で非常に効果的に見えた。ライブ作画もCGと組み合わせて非常にかっこよかった。やはりボーイッシュな子が可愛い衣装着ると魅力的だな。
久保さんは僕を許さない 第11話。「映画館と表情筋」
絵コンテ・演出:沖田博文 作画監督:夏木洋、迫江沙羅、日高真由美、佐々木美穂、三橋桜子、大野勉 総作画監督:相音光、齊藤佳子
久保さんとの映画デート回。俯瞰の映像や背景絵を挟みつつ、ガラスに映る絵などこういう細かな演出は好感持てる。こういう回こそデフォルメ絵演出も効果的で、これぞラブコメの純粋な良さ全開の回で良かった。
BanG Dream! It’s MyGO!!!!! 第12話。「It’s my go!!!!!」
シナリオ:和場明子 絵コンテ:林翔子 演出・CGディレクター:大森大地 作画監督:茶之原拓也、前田亜紀、八森優香、大峰誠也
おそらく多くの人は10話を間違いなく選ぶと思うんですが、私はこの12話を推したい。だってタイトル回収回だしww ほぼ全編ライブなのに演奏CGのレベルも高く、かつ迷星叫・迷路日々の曲の良さ!燈の「一生離さないから」のセリフから、迷子のバンドがやっとMyGOになれた瞬間。あのんちゃんそゆことするよねww
実は俺、最強でした? 第11話。「いろんな人に絡まれました」
脚本:髙橋龍也 絵コンテ:西田正義 演出:浅見松雄 作画監督:大塚八愛、菊池一真、飯飼一幸、池田佳織、岡田雅人 総作画監督:小美戸幸代
この回を選んだ理由、それは久野ちゃんの演技!いやーこの回は笑いましたね、久野ちゃんのキレッキレの演技で、マッドサイエンティスト久野ちゃん先生が非常に面白いキャラになった。声優でキャラが化ける回でしたね、久野ちゃんぱない。
薬屋のひとりごと 第4話。「恫喝」
脚本:柿原優子 絵コンテ・演出:ちな 作画監督:もああん 総作画監督:中谷友紀子
ちな氏のコンテ演出回。毒見の所作など、一動作一動作が非常に細かい。とくに感心したのは、粥を食べるときに顔も少し近づける動作、もう細かい細かい。そして追い出されるデフォルメ絵でのギャグで演出にメリハリが出るし、後半の悠木碧のキレる演技が更に迫真のものと化す。まあ結論としてデカいは強いww
葬送のフリーレン 第9話。「断頭台のアウラ」
脚本:鈴木智尋 絵コンテ・演出:藤本航己 作画監督:長坂慶太
あんまり注目作品を10選に入れるのは個人的心情に反するんだが、ちょっとこの9話は作画レベルが高すぎる。戦闘作画もさることながら、感心したのはシュタルクのマントを着る部分とフェルンのマントを脱いで捨てる部分の作画。この回は、録画視聴の私には珍しくリアタイしていたのですが直感でこの回はすごいと感じた。
10選はやはり絵での選定で選んでしまうんですよねー。今年は特になのですが、そういう回はお金かけてる注目作品に多くあるなと選んで思った。
では皆さん良いお年を。
2023年クール別ベスト若手女性声優4選
2023年の各クールごとに
一番良い演技した若手声優を勝手に褒めたいので
今年もやります誰得企画。
2023年 冬アニメ(1~3月)
貫井 柚佳「シュガーアップル・フェアリーテイル」(アン・ハルフォード 役)
最初に聞いた瞬間思ったのは、出始めた時の茅野 愛衣の声に似ているなーと感じた。アンの素直な演技が非常に良かった。この声質だと、演技幅は広いんじゃないかと思う。下積み長かった分、今後に期待できる。
2023年 春アニメ(4~6月)
田村 好「君は放課後インソムニア」(曲 伊咲 役)
ピュアですな~、ほんとピュアな声。こういう演技ってある意味声優歴でいうと初期の頃にしかできないと思うんですよね。この作品は初々しい恋愛物語なので声が非常にマッチしていた。演技積んでいけば、これから伸びていきそうで非常に期待。
2023年 夏アニメ(7~9月)
栗坂 南美「夢見る男子は現実主義者」(笹木 風香 役)
見た目お姉さんなのに中学3年生という難しそうな役だったが、こなれた演技をしていて非常に感心した。お姉さんのようでお姉さんじゃない演技を声で私は感じることができました。声質もやや独特かなと思ったが、他の作品のキャラでは全然違ってたので、演技幅も広いのかな。
2023年 秋アニメ(10~12月)
阿部 菜摘子「カミエラビ」(能島 千歌 役)
このキャラ結構な量の説明セリフがあったのに、サラサラ言ってて、直感この子上手いと感じた。その上手さが後は演技に乗れるかどうかですが、インテンション所属のなので、地はかなりしっかりしてると思う。今後良い役もらえるか期待したい。
去年は一押しした若山さんや中村カンナさんが今年も飛躍したので、この中からまた飛躍してくれたら、私のハクも上がるのでよろしく!個人的には、羊宮さんがここまで売れるとは想定外でした。
2023年 アニメED 10選
今年もEDは悩みました、
最近はEDの方が良い曲が多いのかな?
ではED10選。
江戸前エルフ「おどる ひかり」(Cody・Lee (李))
実写とアニメ絵を上手く組み合わせた演出ですごくほっこり。くるり調の曲も非常にマッチしていて良かった。さすがC2C。
この素晴らしい世界に爆焔を!「JUMP IN」(めぐみん(高橋李依)、ゆんゆん(豊崎愛生))
伊豆見香苗さんというイラストレーター全然知らなかったが、じわじわくる味のある絵。めぐみん&ゆんゆんの歌唱も味があって、なんか好き。
幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-「キミノタメボクノタメ」(Aqours)
美しい水彩画調の絵。そして、これぞAqoursらしい曲。外伝作品だけど、これぞラブライブと感じる渾身のED。
実は俺、最強でした?「ひみCHU★プリラブマジック」(Star★Shiμʼne!!!)
開幕からえびふらゃーから始まる狂気の名古屋ED。なぜ名古屋なのかよくわからんがww、狂気ありつつカワイイデフォルメ絵も良かった。
わたしの幸せな結婚「ヰタ・フィロソフィカ」(伊東歌詞太郎)
OPとはうって変わって、しっとり系ED。でも横綱相撲のような芯がしっかりしている曲。最後の1枚絵がすごくいいね。
さすが俺たちの動画工房、1枚絵はしっかり仕上げてくる。サビからの歌詞が非常にこの作品とマッチしてる。
お嬢と番犬くん「Magie×Magie」(鬼頭明里)
本編のしんどい作画とはうって変わって良作画ED。ド直球恋愛曲、良いんじゃないんですか。鬼頭さんは歌上手いな~。
でこぼこ魔女の親子事情「Welcome!」(angela)
EDの途中に次回予告を持ってくる、目から鱗な革新的手法のED。しっかり曲の間奏部分に予告がドはまりしてるのがすごい。いやーその手は考えたことなかったわ。デフォルメ絵も非常にカワイイ。
16bitセンセーション ANOTHER LAYER「リンク〜past and future〜」(秋里コノハ(CV.古賀葵))
昔懐かし90年代の曲調で非常になつい。これ古賀さんの声若干加工してると思うんですが、それが非常に歌詞とマッチしている作詞KOTOKO有能。背景のドット絵調も非常に良くなつい。懐古厨歓喜の曲。
冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた「homeward journey」(やなぎなぎ)
家路への旅、やなぎなぎの声が非常に作品テーマとマッチしてた。デフォルメ絵もかわいくほっこり。
以上ED10選でした。
とにかく、でこぼこ魔女と10選には入れてないがブルバスターと、2つのEDにおいて途中に次回予告を入れるED演出は非常に斬新で、まだまだED演出には可能性があるんだなと感じた1年でした。
2023年 アニメOP 10選
皆さんこんばんは。
もう年の瀬早いですね。
年々忙しくこの企画していくのも辛くなってきました。
言い訳ですが、アニメ多すぎやねんww
まあとかく、サクサクいつものやっていきます。
まずはOP10選!
転生王女と天才令嬢の魔法革命「アルカンシェル」(花たん)
花たん生きてたんかワレww 曲に合わせたカット割りで曲との親和性を合わせつつ、最後の手を繋いだ絵からのゆっくりタイトルを出してくる演出が非常に曲調にマッチ。やっぱ花たん歌上手いね。
スキップとローファー「メロウ」(須田景凪)
サビ入り「まぶしくて~」のジャンプのカットがかなり絵的に気持ちよく、そこからの謎ダンスが非常に初々しくかわいい。さすが出合さん、こういう恋愛作品のOPは高いレベルで仕上げてくる。
異世界ワンターンキル姉さん〜姉同伴の異世界生活はじめました〜「華麗ワンターン」(TrySail)
何故かこのアニメ、1クールなのにOP2曲ある不思議。好きなのは前半OPの方。ハイ!ハイ!の合いの手のデフォルメ絵がテンポよく盛り上げに貢献している。異世界アニメなのに、ちゃんと絵と曲がかみ合ってるのも高評価。後こういうTrySailの曲わりと好きww
ホリミヤ -piece-「幸せ」(Omoinotake)
今期の石浜真史OP。1期と同じく引き続き四角を使った演出。ポップなクレジットありつつ、サビからはほぼクレジットなしと、ポップとクールの複合体の演出はセンスありあり。1期と同じ演出どうなんだという意見もあるかもしれんが、この場合2期は実質1期の補完に位置する作品なのでアリだと思う。
わたしの幸せな結婚「貴方の側に。」(りりあ。)
キネマシトラス渾身の映像美。とくに色彩設定が非常に豊か。あと背景はちょっとOPでのレベル超えてる。歌詞も超ド直球で、ラブコメの波動を感じる。
七つの魔剣が支配する「剣花」(夢見クジラ feat. みみずく&ふくろう)
ufotableぽいOP、でも作ってるのはJC。カメラワークがかなりカッコいいOP。作画とCGが上手くかみ合ってて、サビからの戦闘部分も非常に良いですね。絵コンテ二人いて、一人はCG専門の人なのかな?
OP絵コンテ演出に、湯浅さんを持ってこれる強さよ。足を出して歩く部分は、クレヨンしんちゃんの時を思い出すような演出。ポップな演出ありつつ、スタイリッシュな部分もあり、この作品らしいOP。
鴨乃橋ロンの禁断推理「いけないfool logic」(UNISON SQUARE GARDEN)
開幕のヘィ!で非常にノリが良い曲。サビからの名探偵の衣装が変わっていくのが良いですね。しっかり作品にあった歌詞も評価でき、さすがアニソン定評のあるUNISON SQUARE GARDEN。
盾の勇者の成り上がり Season3「SIN」(MADKID)
今年度1番のヒェアヒェア、イェイイェイOPでしたね(なんだそれww)。絵のクオリティが非常に高いだけでなく、滑らかに動くので見応えがかなりある。2期に比べてどうした3期?
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~
「ハッピーエンドプリンセス」(上坂すみれ)
作品に合った歌詞はさすがオーイシマサヨシというところ。ミーア姫の顔芸が多彩で笑える以上に、監督がギロチンってのが爆笑。まあ恐怖の対象ですよねww
以上10作品、OPはサクッと選べたかな。
来年も良いOPに出会いたいですね。
話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選
話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選
秋アニメが良作が多くて、ギリギリまで迷いました。
では、話数単位10選をやっていきましょう。
ルール
・2022年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
舞妓さんちのまかないさん 第14話。「おうちのカレー」 脚本:山本進 絵コンテ・演出:鈴木洋平 作画監督:大木良一
料理アニメは、その料理を食べたいと思わせたら勝ち!という家訓があるんですが、この家カレーは食欲をそそられた。私に家カレーを作らせたんだから、はい優勝。
ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 第1話。 「アンボックス&サンドバック〜その1・その2〜」 絵コンテ:佐藤雄三 演出:Kim Minsun 作画監督:Song Hyeonju、Lee Yesung、Kim Yujin、Han Eunmi
今期No.1ブラックギャグアニメ。河合役の若山さんと藤部長役の石川さんのボケとツッコミのバランスが良く、小気味よいボケツッコミの連続は良い笑いを生んだ。とくに1話は、設定やキャラ紹介をしないといけない状況ながら、警察のブラックジョークを交えての会話で、設定をわかりやすく提示しつつ、このレベルの笑いを生むのは非常に感心した。1話からこのレベルの笑いを提供できるのは原作の良さもあると思うが、それを演者が上手く表現していた。
明日ちゃんのセーラー服 第11話。「同じ時間…みんなと…」 絵コンテ:三浦貴博 演出:牛嶋新一郎 作画監督:辻雅俊、末田晃大 総作画監督:河野恵美、川上大志
フェチズム作画で話題になった作品。正直どの話数も非常に作画レベルが高かったが、一つ選ぶならこの11話かな。体育祭のために、小路が通っていた小学校の体育館を借りて練習する話。小学校6年間一人という、のんのんびより以下の人数wwで生活してた小路が、友達連れて練習しているだけで泣けるわ。小路が求めていたものが、そこにはあった。
ヒーラー・ガール 第5話。「空は青くて山は緑、川の戦い銀河ステーション」 絵コンテ・演出:入江泰浩 作画監督:宮原拓也 メカ作画監督:石口十、松田未来
のんのんびより難民歓喜の田舎でゆっくり過ごす回。それは置いといて、やたら歌唱部分に注目集まっていた本作だが、このアニメはヒーラーしてない回の方がクオリティ高いんですよね。この5話は、宮原さんの一人原画回。絵としての見せ方が格段に良かった。子ども達のリアルで自然な動きの作画で、派手さはないが質の高いアニメーション。
であいもん 第8話。「くり回顧」 脚本:吉田玲子 絵コンテ:外山草、追崎史敏 演出:小林寿徳 作画監督:細田沙織、Suwarin Promjutikanon、佐藤史暁、Synod、 MABUS Animation
1話からちょいちょい登場していた栗の被り物がここまで重要な要素だとは想像していなかった。ダメな男好きな尽くす女。「和菓子も好きだから」という遠回しな告白。なごむに伝わったのか伝わってないのか、今はまだ一歩引いた位置でいる。ほっこりしたいい話でした。
ユーレイデコ 第5話。「うそつき鵺を追って」 脚本:うえのきみこ 絵コンテ・演出:加来哲郎 作画監督:吉原拓也、Kim Kyongho、林可爲
博士が絶滅した動物「鵺」のwikiが間違っているから、正しい情報に直してくれという依頼。主人公達が間違った情報を拡散させ動物園に批判が集中。でも真実は鵺は空想の動物で実際しない真実。博士は正しい情報にするために鵺を消去。「人に正しい情報を伝えることは正しくないことなのか」・「正しくない情報は必要ない」など、けっこう現代社会の真理をついてる話。現代社会で流されやすい大衆を揶揄するような話で構成が面白かった。あと博士が信じていた本がムーなのは笑った。
オーバーロードIV 第8話。「計算外の一手」 脚本:菅原雪絵 絵コンテ:殿勝秀樹 演出:三家本泰美 作画監督:北島勇樹、江原小百合、阿部謙介、森下勇輝 総作画監督:田﨑聡、今村大樹
話の構成力として上手いと感じた回。アインズ様が考えた?飴と鞭作戦を、ヒルマ・王国内部・国家レベルと3つの飴と鞭を上手く話に落とし込んだ構成力の上手さが光った。さすがアインズ様ですわww
ぼっち・ざ・ろっく! 第4話。「ジャンピングガール(ズ)」 絵コンテ・演出:刈谷暢秀 作画監督:まりんぐ・そんぐ、けろりら
きららジャンプ回。このアニメ、きららアニメなのに演出がキレッキレなんですよ。しかも作品としての面白さが演出で更に倍増しているのがすごい。とくに4話は、エッジが効きすぎで面白かった。作詞で悩むぼっちのデフォルメ絵の崩し方がここまで崩すのかとびっくりするレベルなんだが、それが笑える。承認欲求モンスターのくだりの演出は、恐怖演出からの白黒巨大モンスターww 4コマ漫画の1コマをここまで演出で広げることができるのはセンスあるね。
Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ- 第6話。 「DIYって、どうでも・いいもの・やくにたつ! 」 絵コンテ・演出:安藤尚也 作画監督:松尾祐輔
材料足りないから海に行く、斬新な水着回の理由。しかも全然エロくない健全な水着。近年のエロ寄りになる水着回において、かなり珍しく貴重。本来はこうあるべきなんだよね。遊ぶ描写も非常に丁寧。そしてラストは、せる×ぷりで締める。松尾さん作監回なので崩した絵に味があるんだよな。でも書くところはしっかり描くので、そのメリハリがこのアニメの良さだと思う。あとナマコのくだりは個人的にツボった。せるぷりええなあ~
ヤマノススメ Next Summit 第7話。 「初日の出、どこで見る?」脚本:山本裕介 絵コンテ・演出:斎藤圭一郎 作画監督:佐藤利幸 総作画監督:松尾祐輔 「クラスメイトと山登り!」脚本・絵コンテ・演出・作画監督:ちな 総作画監督:松尾祐輔
前半は、ぼっち監督の斎藤圭一郎さん絵コンテ演出回。ロケハンも行っていたとのことで、初日の出時の登山の空気感が絵から伝わってきて非常に魅力的な回。やや目が大きい絵もかわいい。後半は、ちな氏一人回。ちな氏の絵は、ややほっぺに膨らみがある絵でこれもかわいい、かつギャグ時の絵の崩し方もかわいい。かすみさんを通して、あおいの成長を提示する上手い見せ方でした。あと全話通してですが、背景のクオリティが大変すばらしかった。本当にスタッフに愛されてる作品だな。
以上10選でした。
今年中ごろに10選候補全然ねえわと思ってたら、後半バンバンいい作品出てくるので、最終的に悩むんですよね~。今年は秋アニメがすごく良作多くてうれしい悲鳴でした。ではまた来年。
2022年クール別ベスト女性声優4選
2022年の各クールごとに
一番良い演技した若手声優を勝手に褒めたいので
今年もやります誰得企画。
(というか私がこの声優は売れると思ってたんだよね~と未来に言いたいだけww)
去年だと長谷川育美売れると思ってたんだよね~喜多ちゃんで役で、もう大フィーバ中ですが、俺はわかってたんだよねww(木戸ちゃんのことは聞くな)
2022年冬アニメ(1~3月)
若山 詩音「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」(川合 麻依)
若山さんはDYNAZENONやタクトオーパスで、ダウナー系の演技なかなか上手い子だなと思ってたが、このハコヅメは大変すばらしい演技で才能が開花したと思う。モノローグの声のトーンやツッコミの強弱。こういうギャグキャラも出来るとは思わなかった。
2022年春アニメ(4~6月)
該当者なし
2022年夏アニメ(7~9月)
中村 カンナ「それでも歩は寄せてくる」(八乙女 うるし)
初主演で漫画の評判がいい作品の主役に抜擢されるだけあって、上手い。ここで言う上手いというのは、今の時代におけるアニメ作品の女性キャラに求められている声という意味で上手いと感じた。今のアニメには絶対合ってる声なので、どんどんアニメに出て欲しいですね。
川勝 未来「ユーレイデコ」(ベリィ)
先ほどの中村カンナさんが今の時代に求められる声なら、川勝未来さんはどちらかというと演技派的な声質に感じた。現在所属のプロダクション・エースがどういう方向性の事務所かわからないが、どちらかというと外画の吹き替えメインの方なのかな?そういう方がアニメに出てくるとやはり地がしっかりしてるので上手い。是非他のアニメでも聞いてみたい声優です。
2022年秋アニメ(10~12月)
稲垣 好「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」(結愛 せるふ)
せるふ、なかなか独特な声なんだよね。でもそれは聞きにくい声ではない。同クールでは水星の魔女のドム子やってたりするんだが、それは割と一般的なアニメキャラの声質だったので、演技の幅が広いのか、どれぐらい声質に幅がまだあるのか未知数。でも今後の可能性に期待できる声優。
春アニメはいなかったので、夏アニメで二人選んでしまったが、まあ許して。コロナでも上手い新人はやっぱり上手い。アフレコ現場で、昔みたいに新人を育てる環境が難しいので、最近のアニメはよく知る声優ばかりで非常につまらんなので、新人をどしどし抜擢するアニメはそれだけで好感持てますね。とかく、来年も若手でいい声優が出てきて欲しい。
2022年 アニメED 10選
EDに関して今年はかなり悩みました。
珍しく良いEDが多かった当たり年?
ではED10選。
スローループ「シュワシュワ」(Three∞Loop)
あんハピ・こみっくがーるずに続く、泣けるきららアニメEDその3。シュワシュワとすぐに弾けるサイダーかもしれないけど、今を大切にして欲しいと思う泣ける曲。恋ちゃんがいなくなると思うとさらに泣ける。
阿波連さんははかれない 第3話特殊ED 「AHAREN HEART」(阿波連れいな(水瀬いのり))
無駄に動く謎の動きで笑った。そして歌詞も意味不明ww サビからのライドウの動きで更に笑った。阿波連さん、動きキレッキレじゃねえ?
ヒーラー・ガール「Believe like Singing.」(ヒーラーガールズ)
この曲を聴いて第一感、ミュージカル映画RENTの「Seasons of Love」を思い出した。この曲にはそれぐらいのパワーがある。人を引き付ける歌声で泣いた。
ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜第6話 特殊ED 「可愛くなりたい」(涼海ひより(水瀬いのり)、瀬戸口雛(麻倉もも))
調べてみたら、元の曲は雨宮天が歌ってたらしい曲。アニメではいのりん×麻倉ももVerなのだが、あるようで意外とこのカップリングが珍しい。しかも二人の歌声に親和性があり、かなり良かった。絵も世界名作劇場風でかわいい。サビの「あー↑嘘をついた」のあーの高音部分がとくに好きww
古見さんは、コミュ症です。第2期「小喋日和」(FantasticYouth)
ロトスコのEDがかなり珍しい。しかも各キャラの動きは非常に特徴を得ている。りえしょんの動きとかそのまんま。小声の「1・2・3」部分が好き。
デリシャスパーティ♡プリキュア「ココロデリシャス」(佐々木李子)
「荘厳」この曲にはこの言葉が当てはまる。虹ノ咲だいあの圧倒的歌唱力。毎週聴いて体震えるんですよ、マジで。プリキュアでこんな曲が聴けるとは思わなかった。
ヤマノススメ Next Summit 第1話ED「扉を開けてベルを鳴らそう」 (あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈))
吉成兄の毎週変わる超絶な一人ED。どれもレベルが高い演出なんですが、私はその中でも1話のEDを選びました。ひなたとあおいの出会いを見せつつ、ED曲の扉を開けてベルを鳴らそうという歌詞にもマッチしていた。吉成兄仕事しすぎ。
SPY×FAMILY 第2クール「色彩」(yama)
朝3人が扉を開けてからの、部屋のグルグル回るカメラ的演出が効果的に感じた。料理部分の絵もクオリティ高い。そして夜に3人が扉を閉めて別の顔が見える。このアニメらしい演出で良かった。
不徳のギルド「シュガー・シュガー・スパイス」(栗林みな実)
俺たちの栗林みな実が帰ってきた!栗林みな実らしい曲でかなり中毒性が高い。栗林みな実には、こういう曲を求めていたんですよww まだまだやれるやん!
Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ- 「続く話」(せるふとぷりん(稲垣好、市ノ瀬加那))
進路は別々かもしれないが、心はそばにいる。幼馴染二人の心境を歌ってて、もう泣ける。二人が手を握った絵だけでも泣ける。市ノ瀬さんはしっとりと歌える技量を持ってるのは知ってたが、せるふ役の稲垣さんも上手いね。
というわけでED10選でした。
泣けるEDが今期は多かったかな。
他にも良いED多かったが10個なので致し方なし。