ぬーぼーの小部屋

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話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選

話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選

 

秋アニメが良作が多くて、ギリギリまで迷いました。
では、話数単位10選をやっていきましょう。

 

ルール
・2022年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

 

 

舞妓さんちのまかないさん 第14話。「おうちのカレー」                  脚本:山本進 絵コンテ・演出:鈴木洋平 作画監督:大木良一

料理アニメは、その料理を食べたいと思わせたら勝ち!という家訓があるんですが、この家カレーは食欲をそそられた。私に家カレーを作らせたんだから、はい優勝。

 

 

 

ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜 第1話。                                  アンボックス&サンドバック〜その1・その2〜」                     絵コンテ:佐藤雄三 演出:Kim Minsun                            作画監督:Song Hyeonju、Lee Yesung、Kim Yujin、Han Eunmi   

今期No.1ブラックギャグアニメ。河合役の若山さんと藤部長役の石川さんのボケとツッコミのバランスが良く、小気味よいボケツッコミの連続は良い笑いを生んだ。とくに1話は、設定やキャラ紹介をしないといけない状況ながら、警察のブラックジョークを交えての会話で、設定をわかりやすく提示しつつ、このレベルの笑いを生むのは非常に感心した。1話からこのレベルの笑いを提供できるのは原作の良さもあると思うが、それを演者が上手く表現していた。

 

 

 

明日ちゃんのセーラー服 第11話。「同じ時間…みんなと…」                     絵コンテ:三浦貴博 演出:牛嶋新一郎                             作画監督:辻雅俊、末田晃大 総作画監督:河野恵美、川上大志

フェチズム作画で話題になった作品。正直どの話数も非常に作画レベルが高かったが、一つ選ぶならこの11話かな。体育祭のために、小路が通っていた小学校の体育館を借りて練習する話。小学校6年間一人という、のんのんびより以下の人数wwで生活してた小路が、友達連れて練習しているだけで泣けるわ。小路が求めていたものが、そこにはあった。

 

 

 

ヒーラー・ガール 第5話。「空は青くて山は緑、川の戦い銀河ステーション」         絵コンテ・演出:入江泰浩 作画監督:宮原拓也                        メカ作画監督:石口十、松田未来

のんのんびより難民歓喜の田舎でゆっくり過ごす回。それは置いといて、やたら歌唱部分に注目集まっていた本作だが、このアニメはヒーラーしてない回の方がクオリティ高いんですよね。この5話は、宮原さんの一人原画回。絵としての見せ方が格段に良かった。子ども達のリアルで自然な動きの作画で、派手さはないが質の高いアニメーション。

 

 

 

であいもん 第8話。「くり回顧」                                 脚本:吉田玲子 絵コンテ:外山草、追崎史敏 演出:小林寿徳                   作画監督細田沙織、Suwarin Promjutikanon、佐藤史暁、Synod、                      MABUS Animation

1話からちょいちょい登場していた栗の被り物がここまで重要な要素だとは想像していなかった。ダメな男好きな尽くす女。「和菓子も好きだから」という遠回しな告白。なごむに伝わったのか伝わってないのか、今はまだ一歩引いた位置でいる。ほっこりしたいい話でした。

 

 

 

ユーレイデコ 第5話。「うそつき鵺を追って」                         脚本:うえのきみこ 絵コンテ・演出:加来哲郎                         作画監督:吉原拓也、Kim Kyongho、林可爲

博士が絶滅した動物「鵺」のwikiが間違っているから、正しい情報に直してくれという依頼。主人公達が間違った情報を拡散させ動物園に批判が集中。でも真実は鵺は空想の動物で実際しない真実。博士は正しい情報にするために鵺を消去。「人に正しい情報を伝えることは正しくないことなのか」・「正しくない情報は必要ない」など、けっこう現代社会の真理をついてる話。現代社会で流されやすい大衆を揶揄するような話で構成が面白かった。あと博士が信じていた本がムーなのは笑った。

 

 

 

オーバーロードIV 第8話。「計算外の一手」                          脚本:菅原雪絵 絵コンテ:殿勝秀樹 演出:三家本泰美                     作画監督:北島勇樹、江原小百合、阿部謙介、森下勇輝                                              総作画監督:田﨑聡、今村大樹

話の構成力として上手いと感じた回。アインズ様が考えた?飴と鞭作戦を、ヒルマ・王国内部・国家レベルと3つの飴と鞭を上手く話に落とし込んだ構成力の上手さが光った。さすがアインズ様ですわww

 

 

 

ぼっち・ざ・ろっく! 第4話。「ジャンピングガール(ズ)」                      絵コンテ・演出:刈谷暢秀 作画監督:まりんぐ・そんぐ、けろりら

きららジャンプ回。このアニメ、きららアニメなのに演出がキレッキレなんですよ。しかも作品としての面白さが演出で更に倍増しているのがすごい。とくに4話は、エッジが効きすぎで面白かった。作詞で悩むぼっちのデフォルメ絵の崩し方がここまで崩すのかとびっくりするレベルなんだが、それが笑える。承認欲求モンスターのくだりの演出は、恐怖演出からの白黒巨大モンスターww 4コマ漫画の1コマをここまで演出で広げることができるのはセンスあるね。

 

 

 

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ- 第6話。                         DIYって、どうでも・いいもの・やくにたつ! 」                           絵コンテ・演出:安藤尚也 作画監督松尾祐輔

材料足りないから海に行く、斬新な水着回の理由。しかも全然エロくない健全な水着。近年のエロ寄りになる水着回において、かなり珍しく貴重。本来はこうあるべきなんだよね。遊ぶ描写も非常に丁寧。そしてラストは、せる×ぷりで締める。松尾さん作監回なので崩した絵に味があるんだよな。でも書くところはしっかり描くので、そのメリハリがこのアニメの良さだと思う。あとナマコのくだりは個人的にツボった。せるぷりええなあ~

 

 

 

ヤマノススメ Next Summit 第7話。                                  「初日の出、どこで見る?」脚本:山本裕介 絵コンテ・演出:斎藤圭一郎                   作画監督佐藤利幸 総作画監督松尾祐輔                        「クラスメイトと山登り!」脚本・絵コンテ・演出・作画監督:ちな                   総作画監督松尾祐輔

前半は、ぼっち監督の斎藤圭一郎さん絵コンテ演出回。ロケハンも行っていたとのことで、初日の出時の登山の空気感が絵から伝わってきて非常に魅力的な回。やや目が大きい絵もかわいい。後半は、ちな氏一人回。ちな氏の絵は、ややほっぺに膨らみがある絵でこれもかわいい、かつギャグ時の絵の崩し方もかわいい。かすみさんを通して、あおいの成長を提示する上手い見せ方でした。あと全話通してですが、背景のクオリティが大変すばらしかった。本当にスタッフに愛されてる作品だな。

 

 

 

以上10選でした。

今年中ごろに10選候補全然ねえわと思ってたら、後半バンバンいい作品出てくるので、最終的に悩むんですよね~。今年は秋アニメがすごく良作多くてうれしい悲鳴でした。ではまた来年。